特集 ~学生・修了生インタビュー~

法政大学を卒業後、大学院に進学した方の声

内田さん

専門知識や技術はもちろん、
社会に出てから役立つ力を
身につけられたと思う

内田 真未
デザイン工学研究科 都市環境デザイン工学専攻
修士課程【2014年度修了】

勤務先:横浜市役所

学部時代の研究を引き続きできるのは大きなメリット

大学院への進学を考え始めたのは、学部4年でゼミに入ってからです。自分の受け持った研究を進めていくうちに「もっと研究したい」「もっと専門分野を学びたい」という探究心が生まれてきました。また、この頃には将来やりたい仕事のビジョンも定まり、その仕事に就くためには専門知識が必要であると考え、進学を決めました。
私は大学も法政大学で、学部と大学院合わせて3年間、同じテーマの研究に専念できました。研究で生まれた課題や可能性を追求するには、学部時代の1年間だけではとても足りないと感じました。学部時代からの研究を引き継ぐことができるのは、大きなメリットだと思います。

研究室の運営で、リーダーシップやコミュニケーション能力が身についた

塩分によって内部鉄筋が腐食し、鉄筋コンクリートの劣化が進行する「塩害」という現象。この塩害の調査方法としてコンクリート中に含まれる塩分を電磁波によって、推定する手法の研究を行っています。まだ開発途中ですが、非破壊検査手法としての実用を目標に研究を進めています。この手法が確立されれば、数多くの構造物の劣化状況を効率的に点検することが可能となり、構造物の長寿命化につながります。 
専門知識や技術はもちろんですが、後輩の指導や研究室を運営することによって、社会人になっても役立つ力を身につけられたと思います。研究室というのは、会社の運営に似ていると感じます。学部生(部下)をいかに動かせるか、研究の進捗は院生(先輩)である自分の力量次第。発表もそうですが、自分のよく理解していることでも、理解していない人に説明することはとても難しいです。後輩の指導では、ただ答えを教えるのではなく、答えを求めるためのプロセスを提示して、考えさせることが重要だと考え、いろいろと工夫してきました。そのような経験から、リーダーシップやコミュニケーション能力を培うことができたと思います。

内田さん2

研究に集中できる体制が整っている

本大学院の魅力のひとつは、研究を助成する体制が整っている点。私は大学院生活の中で、海外3カ国で学会発表をしたのですが、海外渡航の交通費や発表のために費やす経費などを助成していただきました。また、年に1度、法政大学100周年記念大学院特別奨学金という給付型奨学金ももらっています。このような援助のおかげで、時間や金銭を惜しまず、論文活動や日々の学業に集中して取り組むことができます。
今後の目標は、技術・専門知識を持った技術公務員になること。住民と直接接する職員であるからこそ、適切な判断を持って市民の声にすぐに応えられるようになりたいです。土木技術者は社会が何を求めているかを把握し、的確に求めに応じなければなりません。大学院では専門的な技術や知識を得られることはもちろんのこと、研究を行っていくうちに問題点を発見・解決するための考察力が備わります。この力は必ず、社会人になってからも日本の発展のために役立つと思います。