特集 ~学生・修了生インタビュー~

法政大学を卒業後、大学院に進学した方の声

中村さん2

研究を実践に移し、建設事業を
通した国際協力に邁進

中村 哲
政治学研究科 国際政治学専攻 修士課程【2013年度修了】

就職先:大成建設株式会社

特別海外留学奨学金制度を利用し、イギリスへ留学

学部時代は平和構築について学んでいました。ゼミの研修旅行では東ティモールのPKOミッションを訪問し、国連やNGO、企業が関係するプロジェクトを視察。国際貢献のダイナミックな現場を肌で感じ、将来的に国際協力の分野で実務家として働きたいという思いが強まりました。しかし専門家の方々の話を伺う中で、それには修士号の取得が必須だと実感。就職が遅れることに不安もありましたが、国際政治学専攻は卒業単位の半分が英語の授業で、院生の約半分が留学生です。語学力と高いレベルの専門知識を得られるならと思い、進学を決意しました。

大学院では引き続き国連や安全保障についての研究を深め、特に2011年に起きたリビアへの軍事介入に着目しました。さらに当専攻では、修士1年目の大学院生1名に対して留学資金300万円を授与する「特別海外留学奨学金」という制度があります。この制度を活用し、最先端の研究に身を投じるべくイギリスの大学院に留学。当初は大量の文献購読や課題に圧倒されましたが、修士1年目の時に、週4コマの英語の授業でみっちり英語の基礎を身につけたおかげで乗り切ることができました。

「研究環境」と「人」に助けられた2年間

法政大学大学院の魅力はたくさんありますが、やはり一番は「研究環境」と「人」だと思います。設備に関して言えば、図書館の所蔵数の多さ、専攻室など専用教室の充実度、PC貸し出しの自由度など、あらゆる面で研究に申し分ない環境です。また、授業の数や種類も充実しているため、専門知識だけでなく、知的好奇心を追求したり視野を広げたりすることも可能です。

論文執筆中は追い込まれること、悩むこともありますが、そんな時は周りの人に助けられました。先生方、院生の友人たちはもちろん、警備員の方や事務の方が頑張ってねと声をかけて励ましてくださいました。論文に向き合っている時は孤独ですが、「大学に来るとみんながいる」と思えたのは支えになりました。さらに、学部時代と比べて研究家や実務家の方、社会人など多くの方と出会う機会も増え、そこで聞いたさまざまな話は必ずこの先の人生で生きてくると思います。

中村さん3

インフラ構築を通して、国際社会に貢献

留学と就職活動の両立は簡単ではありませんでしたが、研究の中で行った現地調査や専門家の前での発表などの実体験などをしっかりアピール。留学経験も一つの武器となり、もともと志望していた建設業界に就職が決まりました。新興国では、わずか1年で街の様子がすっかり変わるほどのスピードで開発が進んでいます。インフラ設備などの建設事業を通して経済活動の基盤を作り、その国の発展の一翼を担い、国際貢献につなげたいです。まだスタートラインにも立っていないため、まずは一人前になることが目標ですが、将来的には海外で、歴史や人の記憶に残るような大きなプロジェクトに関わりたいという思いもあります。そこを家族で訪れるのが、今の一番の夢ですね。