人間福祉専攻

修了生・教員・在学生からのメッセージ

人間福祉専攻

修了生のメッセージ

呉 世雄 さん
2013年修了 立命館大学産業社会学部准教授

私は、韓国政府国費留学生として2010年に人間社会研究科に入学しました。福祉サービスの質や継続性を担保するための制度や実践について興味を持ち、福祉経営に関するテーマで博士論文を執筆し、現在は大学で教鞭をとっています。人間社会研究科の魅力は、少人数制による指導体制と、充実した研究支援体制だと思います。在籍の頃、研究が思うように進まない時もありましたが、その都度、指導教員はもちろん多くの先生方から的確なご指導を頂き、励まされたことが沢山ありました。親密な関係性のなかで結ばれた多くの先生方、先輩や後輩との絆は、今では心強い研究ネットワークとなっています。

教員からのメッセージ

佐藤 繭美 教授
(研究領域)ソーシャルワーク論(特に緩和ケアを中心として)、当事者および家族への支援(セルフヘルプ・グループを中心として)

「生活(life)」とは、その人の「生き方」ともいえます。人は生を受けてから様々な「生き方」をします。誰もが死を迎えるからこそ、死を迎えるまでの「生活」を支援していくことがソーシャルワークだと思っています。その視点をもとに、私はソーシャルワーク実践研究を進めています。本専攻には、社会制度の狭間に生じる課題に目を向ける教員が多くそろっています。社会課題は一人では解決できません。そのことを十分に知り尽くしている教員たちだからこそ、論文執筆にむけた学びのフォローは手厚く行っています。研究という視座から、社会課題と格闘する皆さんを応援します。

 

在学生からのメッセージ

根本 輝 さん
2018年入学 高齢者介護施設勤務・株式会社オールプロジェクト

私は、大学院で準市場理論をテーマに研究を進めながら、介護施設に勤務しています。人間福祉は社会人であっても進学可能な夜間の市ヶ谷キャンパスでの講義、研究助成制度などのシステムが整っています。また先生方は、各領域における専門家で、とても的確なご指導を頂けます。そこで得られた多角的な知識は臨床での方向を示し、広く実践に適応できます。ご指導頂く先生、豊かな環境に支えて頂きながら、多忙ながらも充実した日々を送ることができています。こうした経験を新入生の方々と共有できたら幸いです。