教員紹介(教員からのメッセージ)

澤登 寛聡(さわと ひろさと) 教授

専門領域・研究テーマ

日本近世史

主な業績・著書

『江戸時代自治文化史論』(法政大学出版局、2010年)/『(高井蘭山)農家調宝記』(編著、岩田書院、2001年)/『富士山と日本人の心性』(共編著、岩田書院、2007年)/『北東アジアのなかのアイヌ世界』(共編著、岩田書院、2008年)/『江戸時代古文書・古記録(文字情報)の発生・伝達・管理に関する基礎的研究』(編著、文部科学省科学研究補助金〈我が国科学技術黎明期資料の体系化に関する調査・研究〉成果報告書、2006年)

所属学会などの学外活動

法政大学史学会(委員)/関東近世史研究会(会長・評議員)/日本古文書学会(理事・評議員)/地方史研究協議会(委員)/歴史学研究会/富士学会/etc

メッセージ

地域としては、江戸と江戸近郊、関八州、日光、富士山の北麓地域、出羽国の庄内藩領分(鶴岡・酒田)を手がけてきました。テーマとしては都市や村落の自治や国制的な統治の問題、祭礼(産土神)・一揆、富士信仰などといった問題を扱っていますが、これらは、制度史的な政治史を、社会の習俗的な秩序の深みから捉え返す試みとしての研究と位置づけています。こうした研究を進めるためには儀礼などについての理解が不可欠ですので、古文書・古記録も、公的な史料だけでなく、株仲間や若者組のような共同体の史料や私的な史料も対象としなければなりませんし、絵巻物や信仰遺物のような史料にも対象を拡げねばなりません。また、最近では、こうした視座を前提として徳川吉宗の享保改革、北方史、書札礼から江戸時代の古文書学を構築することにも関心を持っています。興味は限りなく広がってしまいますが、関心をお持ちの方は、ぜひ一緒に勉強しましょう。

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小口 雅史(おぐち まさし) 教授

専門領域

日本古代中世史 日本北方史 日中比較史 電子史料学 国際日本学

研究テーマ

日本古代社会経済史、日中比較律令法史、敦煌吐魯番出土文書研究 古代中世日本のなかの異文化

主な業績・著書

編著『内閣文庫所蔵史籍叢刊』(汲古書院、2012年~)/編著『海峡と古代蝦夷』 (高志書院、2011年)/編著『エミシ・エゾ・アイヌ』『北東アジアのなかのアイヌ世界』(以上、岩田書院、2008年)/「近時の在欧吐魯番出土漢文文書の整理・公開等をめぐって」(『古文書研究』66、2008年)/「『在ベルリン吐魯番出土漢文世俗文書総合目録』のその後―FileMakerによるDatebaseのWeb公開の一例として」(『漢字文献情報処理研究』8、2007年)/編著『北の環日本海世界-書きかえられる津軽安藤氏』(山川出版社、2002年)/編著『津軽安藤氏と北方世界-藤崎シンポジウム「北の中世を考える」』(河出書房新社、1995年)

所属学会などの学外活動

法政大学史学会、史学会、木簡学会、法制史学会、東北史学会、弘前大学国史研究会、北海道・東北史研究会、日本古文書学会、漢字文献情報処理研究会 他

メッセージ

日本史学を大学院で学ぶことは、学部での勉強とは大きな落差があります。大学院に進んで初めて、史料の行間を読むことが出来るようになり、本格的に自分の意見を広く公表することが可能になります。その成果が直結する(あるいは成果を還元できる)資格や職場もあります。教員や博物館、公務員などでなくても、そうして培われたた社会を見る目を生かせる職場はたくさんあります。皆さん、こうした人文科学の世界に飛び込んでみませんか。

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長井 純市(ながい じゅんいち) 教授

専門領域

日本近現代政治史

研究テーマ

日本近現代史における政治指導者、明治国家における地方制度整備をめぐる政治過程

主な業績・著書

「田中光顕関係文書紹介」(一)~(六)(『法政大学文学部紀要』第52~57号、2005~2008年)/『千葉市議会史記述編(一)』(千葉市、2005年)/『山県有朋関係文書』第1~3巻(山川出版社、2004~2007年)/『木戸孝允関係文書』第1~3巻(東京大学出版会、2006~2008年)

所属学会などの学外活動

日本歴史学会(評議員)、洋学史学会(評議員)、明治維新史学会

メッセージ

日本近現代史に関する一次史料を読み、自らの歴史像を再構成することを第一の目標として研究・教育を進めています。先行研究の成果を学びつつ、それを批判的に再考察します。さらに、史料の中に新たな注目点・留意点を発見し、自らの問題・課題認識を持ち、独自性・独創性を有する歴史像を叙述することの喜び、充実感を共有しましょう。消費者としての歴史学習から生産者としての歴史研究へ一歩足を進めてみませんか。そして、自らの視点から日本近現代史全体を見通すような展望を切り開いてみましょう。そこに、日本や日本人のみならず、世界や人間そのものが見えてくることでしょう。