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教員紹介(教員からのメッセージ)

椎名 美智(しいな みち) 教授

専門領域

文体論、社会言語学、語用論

研究テーマ

近代英語期口語表現の歴史語用論的研究

主な業績・著書

『歴史語用論入門――過去のコミュニケーションを復元する』(共著)(2011)大修館書店/「歴史語用論の新展開:方法と課題」(2009)『月刊言語』2009年2月号66-73、大修館/‘Is Gender an Issue?: Vocative Exchange in Early Modern English Comedies’ (2007) 中尾佳行他編『テクストの言語と読み―池上惠子教授記念論文集―』415-429, 英宝社

所属学会などの学外活動

国際文体論学会、国際語用論学会、近代英語協会、歴史語用論研究会

メッセージ

同じことを言っても、話し手と聞き手の相互関係や文脈によって伝わるメッセージは異なります。KYという言葉をよく耳にしますが、この「K=空気」は「あるシチュエーションにおいて読み取るべきメッセージ」と言い換えることができます。語用論は、こうした言葉の「意味」を探る研究領域です。時代や場所をシフトすれば、歴史語用論や異文化間コミュニケーションなどの領域ともリンクします。私たちは生まれてから死ぬまで言葉を使い続けますし、人と人とをつなぐネットワークの一番の道具は言葉です。理論的にも実践的にも、語用論の研究テーマはつきることがありません。

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石川 潔(いしかわ きよし) 教授

専門領域・研究テーマ

元々は哲学科出身。修論は (anti-Chomskyan) syntax、博士論文は semantics。今はpsycholinguistics(音声知覚、統語処理)

主な業績・著書

所属学会などの学外活動

日本認知科学会、日本英語学会(評議員)、Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation(常連の査読委員)ほか

メッセージ

言語研究の歴史は、「人文学」から「情報科学」へ、そして「心理学」への移行の歴史ともいえます。いわゆる「生成文法」やら「認知言語学」やらの「党派間の、相互に無視し合った戦争状態」を乗り越え、実験科学としての言語科学の「修行」を一緒にやっていきたいと思います。(なお、私は現在、日本文学専攻の教員でもあります。)

個人サイト

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大沢 ふよう(おおさわ ふよう) 教授

専門領域

英語学・統語論・歴史言語学

研究テーマ

英語の統語構造の通時的変化を、統語理論を使って分析する。

主な業績・著書

Grammaticalization as Economy. 2007 掲載誌名 近代英語研究(Studies in Modern English)(近代英語協会)23号/The Emergence of DP from a Perspective of Ontogeny and Phylogeny:Correlation DP, TP and Aspect in Old English and First Language Acquisition. 2007 掲載書名 Nominal Determination. 出版社John Benjamins/Recursion in Language Change. 掲載書名 Historical Englishes in Varieties of Texts and Contexts. 2008 (Studies in English Medieval Language and Literature Series. Vol.22)出版社 Peter Lang Publishing.

所属学会などの学外活動

日本英語学会、日本英文学会、近代英語協会

メッセージ

どうして、言語は変化するのかを探ることは、人間とは何かを探ることでもあります。英語は、短い期間に大きく変化を遂げた言語ですが、その変化のプロセスを研究しているうちに、赤ちゃんの言語獲得や、私の母語である日本語に関しても興味がわいてきました。言語の奥深さにますますひかれています。このように、英語学や言語学はただ、その言語の使用法を学ぶ学問ではなく、隣接した分野の学問からも多くの知見を吸収し、科学の1つとして確立されつつあります。ぜひ、この面白さを学生の方々にも味わっていただきたいと思います。

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日中 鎮朗(にっちゅう しずお) 教授

専門領域

ドイツ文学、比較文学・比較文化

研究テーマ

B.シュトラウス、F.カフカ、P.オースターの文学、文学理論、比較芸術

主な業績・著書

「カフカ 心理と身体の地平」(2004年国際異文化学会編『異文化研究1』所収)/W.イーザー『虚構と想像力』(翻訳(共訳)、2007年、法政大学出版局)/『英文学への誘い』(共著(P.オースター論)2008年、文化書房博文社)/『英米文学の風景』(共著、文化書房博文社、2012)/「ポール・オースターとフランツ・カフカにおける<落魄>・<偶然>・<侵入>(1)(2)」(『言語と文化』第9号、第10号所収、法政大学言語・文化センター、2012、2013)

所属学会などの学外活動

国際異文化学会理事、日本英語文化学会 編集委員

メッセージ

世界の文化や文学・芸術はある意味では、異なる国同士を比較して、また、日本のそれと比較してはじめて、そしてより深く理解できる側面があります。また、逆のことも言えます。人間の感情や欲望は彼我の文学ではどう叙述され、オペラや歌舞伎ではどのように表現されるのでしょうか?それらはどの人々に、どのように受容されてきたのでしょうか。それはこの世界ではどんな役割を果たし、どんな意味を持つのでしょうか?下部構造としてあった経済が、世界観から世界構造まで、国家の戦略から日々の生活まで全面を覆うように見える現代に、こうした感情や欲望は世界を変えるのでしょうか?(どのように?)世界を変える力があるとしたら、そこにこそ文学や芸術、文化の秘密があります。そこにこそそれらの深淵があるといえます。それを比較という作業を通して具体的な作品を読み解きながら探る、そのスリリングな追求が私の研究モチーフであり、その分析や考察が研究課題です。

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山下 敦(やました あつし) 教授

専門領域

ドイツ語圏の文学と芸術

研究テーマ

世紀末ウィーン芸術の近代と伝統 / 19-20 世紀転換期におけるヨーロッパと日本の文化の都市性

主な業績・著書

「ウィーン八区 ヨーゼフシュタット ― ミロ・ドールのウィーン」2001 年, 共立女子大学文芸学部紀要第 47 集/「アドルフ・ロースの感性 ― ウィーン世紀末建築家の内包した現代感覚と装飾 - 付 :《翻訳》アドルフ・ロース『装飾と犯罪』」2001 年, 共立女子大学総合文化研究所神田分室・研究叢書第 19 冊/「凝固した絵画空間 ― グスタフ・クリムトの肖像画 ― 」2003 年, 平成 12/15年度科学研究費補助金(基盤研究 (B)(2))研究成果報告書 研究課題番号 12410009

所属学会などの学外活動

日本独文学会

メッセージ

世界の各時代、各地域には、それぞれの文化が育んだ文学や芸術が存在します。すべてにオリジナルの言語で接することは到底不可能ですが、たとえ翻訳を通してであれ、読んでみると、様々な文化的特性の違いのみならず、共通の基盤に立った思考や感性のあり方も見えてきます。わたしの研究領域は主にドイツ語圏の文学と芸術ですが、みなさんが研究するイギリス・アメリカを中心とする英語圏の文学や芸術と、さらにそれを越えてヨーロッパ、アジア、日本を視野に入れて作品に接すると、意外な世界像の発見につながります。

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丹治 愛(たんじ あい) 教授

専門領域

イギリス文学(イギリスの小説)

研究テーマ

イギリス小説全般(とくに19世紀後半から20世紀前半にかけての作家)、批評理論、イギリス小説を原作とした映画に関するアダプテーション研究

主な業績・著書

(単著)『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』、講談社、1994年/ (単著)『モダニズムの詩学 解体と創造』、みすず書房、1994年/(単著)『ドラキュラの世紀末 ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究』、東京大学出版会、1997年/(編・共著)『知の教科書 批評理論』、講談社、2003年/(翻訳)ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』、集英社、1998年

所属学会などの学外活動

日本英文学会

メッセージ

(映画もふくめて)文学作品をどう読むのか。もちろん、文学作品の特徴はその多義性にありますので、読者の数だけ読み方の可能性はあるでしょう。どうしたら自分なりにおもしろく読めるのか(読解はおもしろくなければ退屈します)、そして、その読解の正しさをどのように論証していくのか(読解はその正しさを論証できなければたんなる感想となります)――そのための理論と方法論を学びながら具体的なテクストを読んでいく作業は苦しく、同時に楽しいプロセスだろうと思います。そのプロセスの向こう側には、おもしろく読むことと論理的に書くことの専門家となっているあなたがいるはずです。

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川﨑 貴子(かわさき たかこ) 教授

専門領域・研究テーマ

第二言語習得・音韻論・応用言語学

主な業績・著書

Kawasaki,T.&J.Matthews 2012. Processability of Acoustic Cues in the Perception of L2 Speech. 12th International Symposium on Processability Approaches to Language Acquisition, Ghent University. /川﨑貴子 2011. 「カタカナ代用による第2言語音知覚調査」『法政大学文学部紀要』 第63号pp.29-37./川﨑貴子、田中邦佳 2012.「L2 英語摩擦音の知覚における高周波数帯域情報の利用」『法政大学文学部紀要』第65号 pp. 63-70.

所属学会などの学外活動

日本第二言語習得学会・International Speech Communication Association, 日本音韻論学会

メッセージ

私は言語学、中でも第二言語習得理論、および音韻論を専門としています。言語学は言語教育以外はもちろん、研究者個人の視野の広げ方次第で様々な分野に応用可能な学問です。言語データを科学的に分析する手法・問いに対する答えを見つけるための方法論を学んでいただきたいと思います。

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ブライアン・ウィスナー 教授

専門領域・研究テーマ

第二言語習得、英語教育学・L2 implicit / explicit knowledge; L2 tasks; applied Rasch measurement

主な業績・著書

Classical Item Analysis of an In-House English Placement Test: Issues in Appropriate Item Difficulty and Placement Precision(共著)JACET 中部支部紀要、平成20年/TOEIC(R) TEST 総合レッスン(共著)鶴見書店、平成19年/Japanese High School English Teachers' Beliefs Regarding Task-based Language Teaching(共同)2nd International Conference on Task-Based Language Teaching 平成19年

所属学会などの学外活動

American Association for Applied Linguistics (AAAL); Teachers of English to Speakers of Other Languages (TESOL); Japan Association for Language Teaching (JALT); Japan Association of College English Teachers (JACET); Japan Association for Language Education and Technology (LET)

メッセージ

皆さんは、中学校、高校、大学で英語(または他の外国語)を学習してきたと思います。その学習経験を基にして、効果的な外国語学習とは何かについて考えてみませんか。加えて、外国語教授法の理論を学び、実践で役立つ教え方について研究しましょう。