動画部門
佳作   リアル系の人間キャラクターのCGアニメーション制作は、難しい分野の一つである。本作品は鉄棒をテーマにすることで実現可能としているものの、モーションキャプチャーを使用しないで、滑り止めの粉が飛び散るシーン等、細かな演出に気を配りながら制作した3分間に渡るアニメーションは、十分に迫力ある作品と言える。
鉄棒のモーション付けは多少ぎこちなく軽い印象が残るものの良く出来ている。難点を挙げれば、歩行シーン、特にサポーターの歩行に伴う重心移動が不完全であり、違和感を感じる。回想シーンは少し冗長気味であり、補足説明を読まないと少年時代の回想であることが理解できない。以前に失敗したシーンを思い返すようなフラッシュバックでテンポ良く表現すれば、鉄棒の迫力を維持出来るのではないだろうか。また、二人のキャラクターのイマジナリーラインが一部壊れており、本人か回想のキャラクターか、一瞬、区別できなくなっている。モデリングに関しては、コーチが二人三脚で戦うプロボクサーの老トレーナーのようで、設定が陳腐であり戴けない。
しかしながら、これだけのアニメーションを制作するには、相当な努力とモチベーションがなければ完成し得ないだろう。作者のチャレンジ精神に敬意を表したい。今後も手付けによるアニメーションを追求してアニメーターとしての地力を付けて欲しい。(吉田)
作品名 氏名 研究科・学部 専攻・学科 学年
『Horizonist』
志村 恭平
情報科学部
ディジタルメディア学科
4

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■作品主旨
2007年、都内某所で開催されたおちゃのみずオリンピック。その男子体操競技個人戦種目「鉄棒」で主人公永井涼一は緊迫する演技の中、体操に直向だった少年時代の面影を見ることになる。果たして彼に栄光の光は見えるのだろうか。
2004年のアテネオリンピックでの男子体操競技団体戦金メダルに感動し、中学時代体操をやっていた経験を生かし、3DCGで表現してみようと思いました。鉄棒競技を「Horizontal bar」と言い、その地平線を意味する「Horizon」とMedalistの「ist」を合わせたタイトルで「栄光輝く地平線に一番近い人」といったイメージです。見せ場のはなれ技には実際の体操競技界の誰もが成しえた事の無いオリジナル技を加え、「自分を信じることの大切さ」をコンセプトにシンプルな世界観を目指しました。少しでもドキドキ、ワクワクしてもらえたら幸いです。
■使用ソフト
Alias Maya7.0 (現AUTODESK)
Adobe Photoshop CS2
Adobe After Effects 7.0
Adobe Premiere Pro 2.0

■動作環境等
サイズ:720×480 ピクセル縦横比:D1/DV NTSC(0.9)
形式:Microsoft D1/DV AVI フレームレート:29.97fps
時間:3分00秒

 


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