総長メッセージ

2016年1月15日に起きたバス事故に寄せて

2016年01月19日

総長メッセージ

2016年1月16日
長野県軽井沢町で15日未明に起きたスキーバス事故で、本学の3名の学生が亡くなったと報告を受けました。誠に悲しく、残念でなりません。保護者のみなさまや友人のご心痛も、察するに余りあります。心より、ご冥福をお祈りいたします。

また、本学の7名の学生が重軽傷を負いました。そのほとんどが今でも入院中で、中にはまだ厳しい状況の学生もいます。心身の、一日も早い回復を祈っております。

充実した学生生活を送り、希望に満ちて未来を生きるはずであった学生たちの命を奪い、健康を傷つけた事故がなぜ起きたのか、二度とこのような事故が起きないよう、私たちの社会が責任を持たねばなりません。

学生のみなさん、私たち教職員は、いつもみなさんの安全と健康を心から願っています。卒業や試験を控えた時期ですが、ともに、事故に遭った学生たちのご冥福と回復を祈り、みなさん自身の未来のために、この悲痛な経験から多くを考え、学びつつ、落ち着いて一歩を歩んでください。

法政大学総長 田中優子

2016年1月19日
昨夜、本事故で重体の状態にあった本学学生1名が、命を繋ぎきれず亡くなったと報告を受けました。最後まで力を尽くした学生本人、そして周囲で励まし続けられた保護者のみなさまや友人のご無念、いかばかりかと思います。心からのご冥福をお祈りいたします。

学生のみなさん、本件で被害に遭われた学生のみなさんは勿論のこと、友人・知人のみなさんにとっても、そのいたみを受けとめていくのは容易でないと思います。どうか一人で抱え込まず、友人やご家族、そして私たち教職員と心情を分かち合い、助け合いながら、この厳しい現実を、生き抜いていきましょう。

法政大学総長 田中優子