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東日本大震災から4年たちました

2015年03月11日

今年も3月11日がめぐって参りました。改めて、犠牲になった方々に深い哀悼の意を表し、被災なさった方々に、心よりお見舞い申し上げます。

東日本大震災の発生から、今日で4年がたちました。2011年4月に入学した学生の多くが、今年の3月、卒業を迎えます。本学は当時、入学式を行うことができませんでした。そこで24日の卒業式には、短いながらも入学式をとり行います。その特別の思い出と共に社会に巣立っていくことで、2011年3月11日を、忘れないでいて欲しいと願っています。これからの日本社会を考える上で、あるいは自らの価値観を問う上で、3月11日は重要な指標だからです。単なる天災ではなく、文明災害でもあったことを、ぜひ心に刻んでほしいと考えています。

まる4年がたったとは言え、震災の記憶や震災で亡くなられた方々の思い出は決して消えることはなく、地元での仕事や活動もその後、大きな変化があったと思います。避難先での生活や仮設住宅での生活が長きにわたっている方もおられます。一方で、地元の方々による復興が進んでいる場所もあり、そこには大きな希望も見えます。

法政大学は震災直後から東日本大震災復興支援本部を立ち上げ、これまで、被災地の復興支援に関して、研究助成、教職員、学生のボランティア活動の促進、被災学生の就学支援などさまざまな取組みを行って参りました。支援には多くの教職員、学生が関わり、その経験を通して、私たちは多くの大切なものを得てきました。

これからも教育研究活動の一環として、復興支援とそれを通した社会貢献を実行していきます。それは法政大学にとって重要な社会との関わりであり、今後も学生に多くのものを与える機会になるに違いないと、考えています。

被災者の方々やこれからの世代のために、引き続き、良いかたちでの復興が進んでいくことを、心から願っております。

2015年3月11日 法政大学総長 田中優子