5月

◆5月10日(金)

外部企業の取締役会があった。その後、今年の海外における本学卒業生との会合(法政ミーティング)の打ち合わせ、欧州留学フェアにおける各国大使たちとの交流について、さらに、三鷹ネットワークからの例年の報告など様々な打ち合わせののち、監事監査報告を受けた。そして、HOSEI2030関連の説明会第2回目を開催した。

◆5月9日(木)

◆5月9日(木)

HOSEI2030関連の説明会第1回目を開催した。その後、マスコミ関係者向けの懇談会、交流会を開催した。懇談会では私が本学の飛躍とブランディングの方法について話し、理系の4人の先生がたが、それぞれの研究について話した。伊藤一之理工学部教授の「生物の特徴を生かした動きをするロボット」は、人工知能がなくとも、生物がすでに持っている柔軟な運動機能とセンサーだけで、ロボットがどれほど微細で見事な動きができるかを見せてくれた。江戸時代のロボットはまさに職人がそのようなものを作っていたわけで、ロボット工学には高度な職人の能力が必要なのだと知ると同時に、人も生き物も、脳だけで生きているわけではない、と改めて気がつく研究だった。渡邊雄二郎生命科学部准教授の「汚染土壌中のセシウムの分離と固定化に関する研究」は、原子力発電所の事故から漏れたセシウムを回収する方法にもなる研究で、まさに社会の課題解決につながる研究である。溝渕利明デザイン工学部教授の「コンクリート崩壊 社会インフラの老朽化・危機にどう備えるか」も、全世界に存在する老朽化したコンクリートがもたらす大規模事故を防ぐ、重要な研究だ。20世紀の世界は、コンクリートで生活を作ってきた。頑丈で恒久的に見えるが、実は丁寧なメンテナンスが必要なのである。小池崇文情報科学部教授の「食のディジタル化」は、味覚や嗅覚の情報化がいかに難しいかを知ると同時に、人間のその感覚はじつに高度で複雑なものだと理解できる研究だった。
いずれの研究も非常に面白く、いつまでも聞いていたい。例年いらしてくださる記者の方々からもたいへん好評だった。法政大学の研究者たちは、社会の課題を意識した研究が多く、それが同時に、今の価値観や常識を相対化する研究になっている。理系ブランディングは、やりがいがありそうだ。

交流会では多くの新聞記者にまじって、法政大学新聞の記者が来てくれたことが、とても嬉しかった。大学新聞は、1960〜70年代にいったん途絶えたものがほとんどだという。途絶えたままになっていたり、その後は大学が主導して刊行しているという。法政大学新聞は1924年に創刊され、常に学生によって作られ、継続している。大学に対する批判精神も持ち続けている。「今や日本の大学のなかで稀な存在だ」という記者の言葉に、法政大学の学生がもっている可能性の大きさを改めて感じた。

◆5月8日(水)

常務理事会と、常務理事会懇談会を開催した。事務職員の昇進発令をおこなう。今年度から繁忙期の4月異動を避けて、6月に人事異動を行うことに改革したためだ。月末の私大連フォーラムの打ち合わせなど続いた。