都市環境デザイン工学科の特徴

これからの都市環境デザインは単なるインフラの整備にとどまらず、自然環境や歴史文化に根ざした生活の質の向上を目指す必要があります。そこで、従来型の構造物を中心とした「ものづくり」の能力という枠組みを越え、広い視野と豊かな感性・想像力を育むことを教育目標としています。そのために、都市プランニング系、環境システム系及び施設デザイン系という3つの系により、総合的な工学教育と研究を実践しています。また、本学科はJABEE(日本技術者教育認定機構)の認定を受けており、技術者として必要な多くの資格を得ることができます。

教育体系

どんな学科?

3つの系から学ぶ都市環境づくり

大きく「都市プランニング」「環境システム」「施設デザイン」の3つの系からなっています。これらの系を総合的に学び、自由かつ系統的に都市のアメニティや良質な環境を追究する総合的工学としての都市環境デザイン工学を学びます。

どう学ぶ?

卒業と同時に国家資格「技術士補」を取得

本学科の教育プログラムは、JABEE(日本技術者教育認定機構)認定プログラム(申請予定)。したがって、卒業と同時に「技術士補」という国家資格が与えられる様、準備しています。また、これからのシビック・デザイナーに必須のコンピュータ教育や語学教育まで、未来を見据えたカリキュラムで、スケールの大きな都市デザイン技術を学んでいきます。

※JABEEの審査は継続的に行われます。

お台場海浜公園からのレインボーブリッジ・東京都心部の眺望

私達の生活を支える橋。安全性・利便性・快適さ・美しさはもちろんですが、自然との上手な係わりや、環境負荷を軽減するための長寿命化も求められています。

航空写真・地形図・古地図を用いた都市空間の把握と評価

地図、航空写真、古地図などを用いて、地域の環境や歴史について必要な空間情報を抽出し、それらを重ね合わせて評価すると、都市のあるべき姿が見えてきます。

水や緑などの自然環境の保全と再生

洪水から私たちの生活を守るための河川改修と保全と再生。私たちに欠くことのできない水との付き合い方にも工夫が必要です。

主な専門科目

アーバンデザインいま求められている自然環境と都市の共生。さらに歴史・文化遺産の保全もふまえ、持続可能な都市環境のありかたとその技法を学びます。
ランドスケープデザイン自然と建造物、都市と農村、過去と未来など、大きなスケールで都市環境をとらえる講義。世界の都市を検証しながら今後の都市づくりを考えます。
空間景観技法地形図、航空写真、三次元都市モデルなどを利用し、都市景観を「目で見てわかる」形にする景観シミュレーションの技法を学びます。
河川環境工学日本の河川の特徴や歴史をふまえながら、河川の利用、防災、さらには河川と人の関係や環境・景観という視点からもアプローチします。
地盤と環境さまざまな動植物や微生物が生成・分解をくりかえす、究極のリサイクルシステムである地盤。この地盤の維持や人間との共生のあり方を学びます。
防災工学近年、日本各地で地震や豪雨などの被害が頻発しています。災害の原因を探り、被害を最小限に収めるための予測・予防方法の基礎を学びます。
橋のデザイン吊橋、斜張橋、桁橋など多彩な形式美を誇る橋。地形・条件・環境などの条件にふさわしい橋を実際に設計することで、橋梁景観デザインの基本を学びます。
鋼構造デザイン長大橋をはじめ、多くの橋は鋼材を主材料とした鋼構造です。鋼材・鋼部材・接合部の種類や強度の求め方など鋼構造設計の基礎を学びます。
コンクリート プラクティス設計図から、橋梁などの模型を実際につくる。鉄筋コンクリートの配筋を実地に組む。そんな体験から鉄筋コンクリート構造の意味を体感します。

教員氏名

 教授酒井 久和 / 高見 公雄 / 福井 恒明 / 溝渕 利明 /道奥 康治宮下 清栄 / 森 猛 / 森田 喬 
 准教授鈴木 善晴 / 藤山 知加子 
 助手前田 重行