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デザイン工学部で「次世代油圧動力伝達システムワークショップ」が開催されました

2013年02月28日

当日の参加者の様子

当日の参加者の様子

 2013年2月25日(月)法政大学市ヶ谷田町校舎において、デザイン工学部主催による「次世代油圧動力伝達システムワークショップ」が開催されました。
 このワークショップは、産業機械や建設機械、自動車、航空機だけでなく、風力や波力、潮力発電などのグリーンエネルギーなど様々な分野への展開で最近話題の大きな出力密度を実現する「油圧」を、日本が世界をリードする次世代の動力伝達手段として捉え、産学官から関係者を招き、次世代の油圧動力伝達システムの発展に向け、その解決すべき課題や次世代技術について考えるワークショップです。
 この分野では著名な産学からの3名の講師による基調講演と、大学が関連分野から産官学連携で受託した戦略的基盤技術高度化支援事業の成果報告で構成されました。
ワークショップは、経済産業省大学連携推進課産学官連携推進研究官の能見 利彦殿、一般社団法人日本フルードパワーシステム学会会長の香川利春教授、タマティーエルオー株式会社取締役社長の井深丹殿はじめ多くの来賓をお迎えし、田中豊デザイン工学部長の司会進行のもと、国際学術支援本部担当の福田好朗常務理事のご挨拶で始まりました。
 1番目の基調講演講師・北川能教授(東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻)からは、「高効率によって持続発展社会との調和を目指す次世代油圧サーボシステム」と題し、高圧と省エネルギーという次世代油圧動力伝達システムの課題が述べられ、その解決策の一つとして、高剛性な油と革新的エネルギー蓄圧装置の紹介や持続発展的社会へ貢献する油圧の夢が、液圧研究の第一人者の視点から熱く語られました。
 2番目の基調講演講師・布谷貞夫殿((株)小松製作所 開発本部・技監)からは、「建設機械を支える油圧技術の将来課題」と題し、世界のコマツの建設機械における油圧駆動の動向や最近の技術事例、今後の課題と目指すべき方向について、長年、コマツで建設機械と油圧システムに携わってこられた経験から、熟練の視点で熱く語られました。
 3番目の基調講演講師・風間俊治教授(室蘭工業大学大学院工学研究科もの創造系領域)からは、「トライボロジーの観点に照らした次世代油圧動力伝達システム」と題し、油圧動力伝達システムの特長や課題、取り組みの事例や次世代への要請などが、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)研究の日本第一人者の視点から熱く語られました。
最後に戦略的基盤技術高度化支援事業による「油圧動力伝達システムに使用する油中気泡除去技術の開発」の成果発表とデモ機の実演が披露され、活発な意見交換によりワークショップは大いに盛り上がりました。
 当日は市ヶ谷田町校舎5階のマルティメディア教室が、およそ120名の産業界、学界からの参加者と関係者で一杯となり、終始、熱い議論が闘わされ、ワークショップは盛会のうちに終了しました。


 
北川能東京工業大学教授による基調講演

北川能東京工業大学教授による基調講演

布谷貞夫氏による基調講演

布谷貞夫氏による基調講演

風間俊治室蘭工業大学教授による基調講演

風間俊治室蘭工業大学教授による基調講演