笹川ゼミ

他者のキャリアデザインを知ることは、自らのキャリアデザインに繋がる

授業風景

授業風景

キャリアデザインの視点から人物を知る

笹川ゼミのテーマは、「人物研究」です。2年生秋学期は、一万円札でおなじみの福澤諭吉『福翁自伝』を主な素材とし、『学問のすすめ』『蘭学事始め』などの関連の本を読み、検討します。福澤研究の第一線で活躍する笹川先生によって丁寧な指導が行われます。ちなみに、ゼミに入る前は、現役ゼミ生のほとんどが福澤=一万円札の人、「天は人の上に人を造らず…」くらいの知識しかありませんでしたが、だんだんと理解を深めることができ楽しくなります。

3年生では、各ゼミ生が「私の推薦する一冊の自伝」を選び、互いに紹介し合い、共通点や違いについて検討します。今年は、スポーツ界、ファッション界、映像・アート・ミュージック界、医学界、実業界などの分野にわたる、日本人・韓国人・中国人・フランス人・アメリカ人・ブラジル人などの自伝が選ばれました。これらの素材によって、「キャリアの節目」の分析を行います。

4年生になると、自分の父母、祖父母なども含めて、自分に影響を与えた人物を、改めて選び直し、卒業論文にまとめます。具体的な人物にそくして、その人のキャリア形成の歴史を行動と内面の葛藤の両面からトレースします。これは、キャリアデザインの研究にとっても、私たち一人一人のキャリアデザインを考える上でも、一つの重要な方法です。

■福澤に関連した場所を「五感で」感じるフィールドツアー

2013年度 福沢横浜ツアー

2013年度 福沢横浜ツアー

教室で学ぶだけでなく、福澤に関係する土地へ実際に行き、福澤とその土地・時代を肌で感じます。五感を研ぎ澄まして、人のキャリア形成にとって重要な、環境、時代背景を現場で学びます。本で読んだところ、先生のお話で登場した場所に行くことで、リアルに学べ、理解が深まります。

最近は、2・3・4年生合同の福澤都内ツアー、2・3年生合同の福澤横浜ツアー、3年生の大分ツアーを実施しています。フィールドワークの場所は、福澤に関係する所ならば、日本全国、海外、どこでも可。ゼミ生の意見とプレゼンで決定します。

■ピアサポートと笹川ゼミ同窓会

笹川ゼミでは、先輩が後輩の面倒を見るピアサポートを大事にしています。これによって下級生は上級生から経験を受け継ぐことができ、上級生は下級生に教えることを通して、技や知識、智慧をいっそう確かなものにすることができます。とくに、毎年、夏に行う富士セミナーハウスでの合宿では、「同じ釜の飯を食う」ことで、ゼミ生同志の理解の深まりが見られます。 笹川ゼミには「法政大学・東京都立大学笹川ゼミ同窓会」があって、1年に3回「自分史を語る」研究会や3年に1回の総会やシンポジウムがあります。そこに現役学生も参加できるので、10代から70代のゼミ生の交流ができます。映画界、出版界、教育界、自動車業界、金融業界、地方自治体などで活躍する先輩たちの話を直接聞けるので、人生や職業についての視野が開け、就職活動にも役に立ちます。

■「真剣に学び、真剣に遊ぶ」をモットーに

2013年度クリスマス・パーティ

2013年度クリスマス・パーティ

ゼミ活動の成果は、レポート集にまとめます。1つは紙に印刷して製本するもの、もう1つはCDやDVDの電子媒体のものです。企画、構成、デザイン、執筆・作業分担、編集、印刷、製本、画像編集、音選び、音入れ、ナレーション、字幕入れ、工程表、進行表作成などのよって、実際にモノを創り出していく技や智慧が付きます。

笹川ゼミでは、毎年、笹川先生が担当する社会教育演習の人たちと合同で七夕パーティ、クリスマス・パーティを行っています。このパーティでは、笹川先生の「真剣に遊ぶ」をモットーに、企画、会場設営、会計、OB/OGへ送る招待状の作成などを学び、最終的には社会で役立つスキルを身に着けることができる本格的パーティです。そこにも同窓会の役員を始め、先輩たちが来てくれ、OB/OGとの縦の繋がりができます。

笹川ゼミとは

授業・イベントごとに主人公が変わり、全員が主人公になることができる、それが笹川ゼミです。
そのため笹川ゼミでは「笑顔」と「本気」がいつも垣間見えます。

製作者 ゼミ生