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「自分の力を試してみよう」(キャリアアドバイザー通信)

2019年08月01日

 今年の夏の訪れはかなり遅くなり、やっとこの数日、元気な太陽が見られるようになりました。 これからの夏休み、皆さんはどのように過ごされますか?

 先日、学生の方たちと「働く」ということについて話す機会がありました。その際、「自分の好きなことを仕事にするのではなく、仕事と好きなことは別の方がよい。」と発言した学生に対して、別の学生がさらに「その意見に同感だし、楽な仕事でそれなりの収入が欲しい。多くの人がそう望んでいると思う。」と意見を述べたのです。そういう考え方も仕事に対するひとつの捉え方だと思いつつ、どうしてそう考えたのか学生に聞いてみました。すると「好きなことを仕事にしようとしても叶わなかったときに悲しい。例え好きなことを仕事にできたとしても逆に辛いかもしれない。」という答えが返ってきました。その言葉に少し寂しさを覚えました。「働く」ということは辛いことで、なるべくそこにエネルギーを注ぎこみたくないと言っているようにも聞こえたのです。「働く」ことは生きるためにやらなければならないことだけれど、自分が好きなことはそれとは別であった方がよいと感じているようでした。どこかその言葉には諦めも感じられました。

 これまで皆さんが、本気でやろうと決めたことには苦しかったり辛かったりする経験があったと思います。同時にそうした経験には楽しさや嬉しさを感じることもあったはずです。けれども決して楽だとは思わなかったのではないでしょうか。本気で挑戦しよう、何かを成し遂げようと思ったときに人は自分の力の限りを尽くすことで、様々な思いをしながら成長していくのだと思います。最初から自分の力を出し惜しんだり、一生懸命になることが格好悪いと思ったりすることは、自分の成長を諦めてしまっていることにもなるのかもしれません。「自分の好きなことに携わっていきたいけれど辛いことはイヤだ。楽をして得られるものは少しでも多く得たい。」というのでは、そこに成長はないでしょう。

 大学を出たらすぐに自分の希望する仕事に就けるかどうかはわかりませんし、自分の希望がかなったとしても、想像していた仕事とは違うということもあるでしょう。それでも本気で取り組んだ経験は次の何かに繋がっていくのではないかと思います。そして思いもよらない経験を積むことで、将来の可能性が広がっていくこともあるでしょう。学生時代には留学、インターンシップ、ボランティア、アルバイトなど様々な経験から学ぶチャンスがあります。本気で取り組んだ経験は新たな発見や出会い、挑戦に繋がっていくことと思います。そしてこの夏休みに、皆さんが少しでも自分の考えを広げる経験ができることをまた、自分の力を試すチャンスが得られることを望んでいます。
良い夏休みをお過ごしください!

ルーチェ