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「目標のその先」(キャリアアドバイザー通信)

2018年12月21日

 冬の寒さも日に日に厳しくなってきました。秋学期も終盤に入り、私たちキャリアアドバイザーが関わっている体験型の授業も学期、または年間の学びを振り返る時期となりました。学生達が何を得てどのような変化があったかを確認すると同時に、その学びを今後にどう生かすのか、何を次の目標にしていくのかなどを考え、発表する場に同席する機会が既に何度かありました。

 4月からの変化を目の当たりにし、さらなる成長への次のステップを「目標」として語る学生の姿を見るのはとても嬉しいことです。ただ、その掲げた目標が、現状で問題と思っていることを改善したり解消したりしようとする、いわば「マイナス」を「ゼロ」にする思考に基づくものが多いときは、達成に向けて、「目標のその先」を考えているかが気になります。わかりやすくするためにとても簡単な例で言うと、「今回の発表では緊張からうまく発表ができなかったので、次は練習して自信を持って話せるようになる」というような目標設定の場合です。

 特にもともと苦手な分野の場合、それを改善・解消することを目標に掲げると、困難が伴うことも多いはずです。例えば、「やろうと思ってはいるけれど実際にはなかなかできない」、または「やってはみたけれどやはり失敗する」、そして「できている友人を見て自分の能力に自信がなくなる」などなど。「やっぱり無理」と、あきらめたくなることも少なくないかもしれません。

 だからこそ、「目標のその先」を考えているかが気になるのです。「目標」を達成した先に、自分自身がワクワクするような未来をイメージできていれば、そこから目標達成へのエネルギーを得て、達成までのさまざまな困難を乗り越える力になると思うからです。

 先ほどの例で言うと、自信を持って話せるようになった自分は、どんな場で何を話しているだろうか、誰が聞いてくれたらうれしいか、その他に例えばあんなこともしてみたい、などなど、目標設定の時点で具体的にイメージし、映画の一シーンのように生き生きと描いておくことが、その目標を達成に導いてくれるのではないでしょうか。

 そして、「目標のその先」がイメージできていれば、問題だと思うことを改善・解消する思考だけではなく、すでにある程度できていることを向上・強化する、いわば「ゼロ」を「プラス」、または「プラスをもっとプラス」にする思考での目標設定も合わせてできるのではないかと思います。

 私も含め、この時期に新年の目標を立てる方も多いことでしょう。その目標が達成できたら、その先にどんな素敵な未来が待っていますか?大いにイメージを膨らませて、達成へのエネルギーにしていきましょう。

りんりん