トピックス(2019年度以前)

「目標を設定して有意義なものに」(キャリアアドバイザー通信)

  • 2018年08月10日
トピックス(2019年度以前)

 例年に比べ驚くほど早く夏がやってきました。連日の酷暑に加え、西日本を襲った豪雨、異例のコースを辿った台風など、今までに経験したことがない天候が続いています。大学は、8月から夏休み期間になりました。皆さんはどんな夏休みを過ごされる予定でしょうか。この夏休み中に何かチャレンジしたいことはありますか?

 先日、私が支援を行っている「キャリア体験AB」という科目が、春学期最後の授業を迎えました。この授業は、キャリアデザイン学部の特色の一つでもある「体験型選択必修科目」に該当しています。この「体験型選択必修科目」は、学生が主体となり、人やコミュニティと関わるなどの活動をしながら学ぶ科目で、本学部に在籍する2年生以上の学生は必ず修得しなければなりません。
  「キャリア体験AB」は、企業・行政など組織におけるキャリア体験(インターンシップ)を夏休み中に行うことが必須の科目です。その事前準備として、「働くこと」を中心としたグループワークや社会人の講話を通して職業観や就業観について深く考えるための授業を行ってきました。学生は約3か月間、「働く」ということを十分に考え自分なりの目標を設定した上で夏のインターンシップを経験するのです。目標を設定しないままインターンシップに臨んでしまうと、「インターンシップを行った」という満足だけで終わってしまうことがあります。『インターンシップでは何を知りたいのか、何を見たいのか。』という問題意識とそれに対する自分なりの意見があるからこそ、実社会とのギャップや違和感、社会人との意識の違いや力不足な点、意外に自分が得意なことなどに気づくことができるのだと思います。その『気づき』を深く考えることで、新しい問題意識ができ、それを知るために必要な学びを理解し、更にチャレンジできるのではないでしょうか。そして、その過程を『成長』というのだと私は思います。

  そして、その『成長』の過程はインターンシップだけに限ったものではありません。この夏にチャレンジしたいと思っていることがある人は、ぜひチャレンジをする前に自分なりの目標を設定してみてください。目標を意識していると、いろいろなことに気づくと思います。そして気づいたことは時間をかけてじっくり考えてみましょう。きっとこれからの自分のチャレンジに繋がると思います。

  秋学期にはインターンシップを終えた学生たちがどんな『成長』を見せてくれるでしょうか。私は今から楽しみにしています。

キャリアアドバイザー ベリー