「将来を考えるあきらめない気持ち」(キャリアアドバイザー通信)

2017年06月01日

 4年生は就職活動の真只中、まもなく6月1日を迎え、企業による選考活動が解禁となります。そんな中、実際には内々定を獲得している人も出ている時期かもしれません。就活生のみなさんは日本の新卒一括採用のしくみに翻弄されながらも、将来を見据えて今をどう生き抜くか自分との戦いを続けているように見えます。私はこの3ヶ月ほどの間に多くの就活生との面談を行ない、様々な悩みを抱える学生とともに就活というイベントに向き合ってきました。その経験から考えさせられたことをいくつかお話ししたいと思います。

 まず、就活を踏まえて気を付けてほしいことについて。就活に優位に働くにちがいないと思い込み、資格を取ればよい、留学をすればよい、ゼミに入ればよいと安易に考える人が多いことが挙げられます。まずその目的は具体的にどんなことなのか、その後どのように活かせるのか、自分が本当にやりたいことなのか、その意味を考えて取り組んでほしいと思います。

 次に、3年生の夏休みまでにできることについて。企業に選ばれるため、自分が選ぶために大学生活で学ぶべきことはたくさんあります。社会人や多様な他者と関わりを持っているか、社会人基礎力は身に付けられているか、ワークルールについての知識はあるか、キャリアについて考える機会を作っているか。自ら主体的に学ぼうとする姿勢が、選び選ばれるためには大切ではないでしょうか。

 そして、就職活動開始時期前からやるべきこと。エントリーシートや面接対策では、頭の中を整理するために早めに言語化、視覚化しておくことも必要です。家族、友人、先輩、キャリアアドバイザーに恥ずかしがらずに話し聴いてもらうことも有効な手段です。

 最後に、就職活動は3月まで続けることもできます。実際に不本意な入社をしないためにあきらめない気持ちを持続させ、最終的には3月に就職先を決めた学生もいました。長期戦になっても気持ちを切らさず妥協しないことも、自らよりよいキャリアを切り開くためには必要な術かもしれません。今が就職の最初のチャンスであり最後のチャンスではありません。どうか就活というイベントの波に突然のみこまれないように、未来のキャリアを思い描きながら過ごし、その時を迎えてほしいと思います。

はるうらら