その先のための今(キャリアアドバイザー通信)

2016年01月29日

 新年が明け早いもので1ヶ月が過ぎました。成人式を迎えられた学生の皆さま、おめでとうございます。これから大人ですと言われてもピンとはこないかもしれませんが、少し背筋が伸びる思いだったのではないでしょうか。

 1月は気持ちを新たに抱負や目標をたててみようと思う時期でもあります。昨年、12月まで1年生全員を対象に面談を行ってきましたが、そこで語られていたことの中に「何をしたいのかわからない」「目標が見つからない」という声がありました。そうした面談で多く耳にしたのが「大学生活はあまり楽しくない」「語るものがない」という自分の生活を振り返っての言葉でした。けれどもよく聴いてみると、アルバイトに精を出していたり留学に興味を持っていたり、その先の一歩を踏み出すきっかけは持っているのにと感じることがありました。大学卒業後、自分は何をしたらよいのだろうと焦る気持ちを感じるのは1年生の皆さんだけではないでしょう。今、自分の目の前のことに一生懸命になってみる、たとえそれが将来の仕事や目標に関係なさそうに思えても、そこから見えてくるものがあるのではと思います。そして、そうした経験を通して日々、落ち込んだり、悩んだり、嬉しかったり、楽しいことがあるはずです。そう感じた今の自分を他の人がどう思うかではなく、まず自分で受け止めてみませんか。自分の気持ちを受け止めるということは、時としてつらいと感じることもあるでしょう。けれどもそこから踏み出す一歩はとても大切な一歩だと思います。

 最近、ある女性について書かれた記事を読みました。その方は中国残留孤児で日本に帰国したものの、日本語がうまく話せないこともあり清掃という仕事に就きました。当初は仕方ないと思いながらも一生懸命仕事をしたそうです。その結果、今では清掃のプロとして社内で指導する立場となり、清掃という仕事に誇りを持っているというものでした。最初は仕方なく始めたことが、ひたむきに力を尽くし、自分自身と向き合う中で自分にかけがえのないものになっていったのだと思います。

 一生懸命、今を過ごしてください。そして元気に怒って、思いっきり泣いて、明るく笑ってください。その先に見えてくるものがあったなら一歩、足を踏み出してみてください。
自分の感じたことを周りの人に伝えてみてください。もちろん、私たちキャリアアドバイザーはいつでもそのお話を聴く機会を待っています。

 1月、痛ましい事故によりキャリアデザイン学部生4名の方々が帰らぬ人となってしまいました。心よりお悔やみを申し上げます。また、療養中の学生の皆さまには1日も早い回復をお祈り申し上げます。

                                                      キャリアアドバイザー  ルーチェ