大学として障がいのない他の学生と同レベルで授業を受講できるよう支援します。
面談等を通じて支援を行う授業や方法を決定しますが、希望に添えない場合もあります。
先生の話だけでなく携帯電話の音なども含めた、教室内の音声情報を文字情報に変換して伝える方法です。手書きによるノートテイクとパソコンに入力するパソコンテイクがあります。
通常は二人一組または三人一組で、交代しながら行います。
DVD・オンデマンド授業などの教材の音声を文字にする方法です。主にレジュメの形で提供します。
教科書やレジュメの文字情報をテキストデータや点字にします。
教科書やレジュメを朗読します。
使用する教室への移動が困難な場合、移動の介助者を派遣します。
ノートをとることが難しい場合、代わりにノートをとります。
授業中の支援機器の使用を許可します(授業の録音、PC筆記、板書の写真撮影等)。また、感覚過敏がある学生に、サングラスやノイズキャンセリングヘッドフォンの着用を許可します。
座席指定がある場合は、最前列など、学生が受講しやすいように配慮します。
実験・実習授業において、学生と相談した上で、必要に応じて追加のマニュアル等を用意します。また、レポート課題の内容や締切り等の重要なことは、できるだけ資料にして配布します。
急激に精神症状(強い不安や恐怖等)が生じた場合、速やかに服薬や退室を許可します。
授業中の不安や聴覚過敏への配慮として、周りが空いた静かな席や壁に近い最前列の席を優先的に確保します。
できるだけ、配布資料は学習支援システムへ掲載し、必要に応じて学生が入手できるようにします。
授業中の支援機器の使用を許可します(授業の録音、板書の写真撮影等)。
欠席した際の配布資料については、できるだけ学習支援システムへ掲載し、必要に応じて学生が入手できるようにします。
急激な病状の悪化が予想される場合は、予め緊急時の対応について準備しておきます。
上記の支援内容は一例であり、障がいの程度や授業形態もさまざまなため、支援内容は面談をしながら個々に決めていきます。
ただし、支援室は学生が社会に出るための自立をサポートするという立場であり、授業支援のための最大限の努力はしますが、予算や人的資源などの制約で希望に添えないこともあり得ます。