フォントボン大学 2013年度SAプログラム体験記―思ったことを意見したいと感じたことが英語を勉強するモチベーションに

2014年11月11日

  4ヶ月間のSAプログラムに参加し、アメリカで今までとは全く異なった生活を送りました。全ての経験が貴重なもので、成長できたと思います。留学当初は右も左もわからず不安だらけでした。到着してまもなく行われるオリエンテーションでは、現地の学生と1泊2日で学校から少し離れた湖のある宿に泊まり、グループで様々な課題に取り組みます。はじめはとても戸惑いました。聞き取れない英語と慣れない生活環境に苦しんだことを覚えています。しかし、時間が経つにつれて生活にも慣れ、たくさんの友人もでき、現地を発つ際は充実感と感謝の気持ちでいっぱいでした。

 授業は、アカデミックの授業と留学生の為の語学のESLの授業をどちらも取りました。アカデミックでは“Nonverbal Communication”という授業を取りました。履修者のほとんどが現地のアメリカ人の授業で、大変な授業でしたが、最も取って良かったと思う授業です。プレゼンテーションと中間、期末テストがあり苦労しましたが、その過程の中で自分の英語力が向上したと思います。また、アメリカ人の授業態度は日本人のそれとは異なっていて、授業中は疑問点や意見があると進んで挙手し、それに対してクラス全体で議論し合うといった光景には驚きました。私も思ったことを意見したいと感じ、それが英語を勉強するモチベーションにもなりました。ESLの授業では、様々な国の学生と楽しく有意義に学べました。ブラジルやフランス、サウジアラビア、中国など異なった環境で育った彼らと共に学び、話し合うことで、文化や学び方の違いについて知り、とても驚きました。彼らといて学べることはたくさんありました。例えば、彼らは英語が流暢に話せないとしても伝えようとする熱意と発進力が強いことです。授業の中で自分の思ったことを伝えることを決して諦めない姿勢は非常に勉強になりました。

 寮での生活は、2人で1部屋を使います。私が住んでいた寮はほとんどがアメリカ人でした。彼らはとても親切で実家に招待してくれたり、セントルイスの観光やメジャーリーグ、アイススケートなどたくさんのところに誘ってくれました。フォントボン大学の生徒に対して私は何でこんなに優しくしてくれるのだろうと驚いたほどです。学校自体がアットホームな雰囲気で本当にすごしやすかったです。寮以外にも映画や本を簡単に借りることができ、自習もできる図書館やトレーニングのできるジムなども設備されています。平日は夜の11時まで開いていました。

 食事は毎日食堂でとっていました。アメリカの食事というものを勝手に想像していたのですが、ヘルシーなものも数多くあり、好きな物を好きな分だけ食べることができたおかげで毎日偏ることなく食べることができます。たしかに日本食が恋しくなることもありますが、それほど問題はありませんでした。

 “サンクスギビング”という大型連休には気心の知れたブラジル人とサウジアラビア人と車で6時間かけてシカゴに観光に行ったのは貴重な思い出です。かけがえのない友人を持てたことがこの留学において最も嬉しかったことです。

 異文化の中でたくさんの刺激を受け、私はこの留学生活において日本を初めて客観的に視られるようになった気がします。グローバルな視点で日本人の優れたところや足りないと感じるところを考えるようになりました。日本人は和を尊重し協調性があり素晴らしいなと思ったり、主体性が足りないなと感じたりしました。アメリカでは自ら考えを発信していき衝突も多々ある環境の中で、協調性を重んじる日本人は親切であると言われ嬉しかった一方、主体性のあるアメリカ人は個性を表現することにおいて、私たちより自由なのではないかと羨ましくもなりました。単に和を尊重する為に協調性を持つのではなく、主体性を持つことでようやく協調性が必要とされるのではないかと感じました。留学した中で主体性を持とうと強く思えたことは私にとって大きな成長のひとつです。英語力はもちろんですが、アメリカで感じた異文化の刺激を受け、成長できました。この4ヶ月は私の人生の中で決して忘れられないものとなりました。

英文学科3年 半澤 賢