法政大学
文学部

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* このページの文章と写真は、2014年4月に逝去されたジョン・ブロウカリング教授によるものです。

シェイクスピアの衣装

シェイクスピアの英語は現代英語と比べるとずいぶん古く、英語を母語とする人であっても彼の作品を 理解するのには苦労します。「シェイクスピア講読」という講座は、ただじっと座って読むことによってではなく、 学生みずからがいくつかのシーンを演じることによってシェイクスピアの作品を深く理解していくことを 目的としています。実際に演技をすることによって、学生たちは登場人物の内面、複雑に絡み合う筋のお もしろさ、そしてシェイクスピアの言葉そのものの美しさを実感することができるようになります。

上演会は、ボアソナード・タワー26階にあるスカイホールの舞台で年に4回おこなわれます。この舞台はき わめて小規模なもので、豪華な舞台装置などももちろんありません。さらに、老若男女を問わず、あらゆ る種類の登場人物をすべて学生だけで演じていく必要があるため、観客にとってそれぞれの人物を見分け ることが難しい場合があります。そのためそれぞれの人物になんらかの特徴をもたせるという目的から、 簡単な衣装、もしくは帽子などを用意することにしました。しかし、学生にとっては実際に衣装を身につ けるという行為が、たとえそれが王冠や帽子だけであったとしても、きわめて大きな意味をもっていたら しく、衣装を身につけて挑んだ舞台において彼らは信じられないほどの素晴らしい演技を披露してくれま した。その結果、衣装や小道具の価値が評価され、衣装制作のための予算が組まれることとなりました。 そしてこの講座で使用するすべての衣装の制作を専門家である鳥居照子さんにお願いしてきました。この サイトでは、これまで上演に際して毎年用意してきた衣装と、それらの舞台における活用方法について 紹介しています。 (ジョン・ブロウカリング

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