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鹽澤裕仁准教授が第23回「蘆北賞」を受賞しました

2013年11月29日

史学科の鹽澤裕仁准教授が、中国文学・東洋史学・中国哲学の優れた研究業績に対して贈られる「蘆北賞」を受賞しました。

蘆北賞は、財団法人橋本循記念会によって、中国文学に関する優れた研究成果に対して贈られている学術賞で、「蘆北」の名は、橋本循博士の雅号に因むものです。橋本循記念会は、永年中国文学の研究に従事され、多くの優れた実績を挙げられた立命館大学名誉教授橋本循博士の遺徳を偲び、その遺志を継承して中国を中心とした東アジアの学術文化の発展に寄与すべく、博士のご令室橋本ゑん夫人のご寄付により設立された財団です。蘆北賞の対象は、これまで中国文学分野に限定していましたが、今年度より中国文学・東洋史学・中国哲学に対象を広げ審査した結果の受賞です。

受賞理由は以下の通りです(「受賞理由」より)。
今回、受賞の対象となった「漢魏洛陽城穀水水文考」(『東洋史研究』第71巻第2号、2012年9月)は、後漢と魏晋の都が置かれた洛陽城の水環境としての穀水の重要性について多面的かつ詳細に研究され、多くの新見を示された優れた論文である。――後漢から北魏まで数百年に及ぶ都であった洛陽に関しては、『水経注』が重要な情報を提供する文献であるが、後世の輯佚本であることも相俟って、金谷の位置に見られるような問題が数多く含まれている。最新の考古調査の成果を入れ、また自らの現地調査に基づく鹽澤氏の研究は、『水経注』に修正を加える新たな読み解きというだけに止まらず、歴史地理学・環境自然学など広域の学問的視点で都城研究を展開されたものである。鹽澤氏が進められる研究によって、中国古代都城研究は新たな段階を迎えたといって過言ではない。本論文は、それを示す甚だ意義ある論考である。

授与式は2013年11月14日、からすま京都ホテルで行われました。

塩澤先生

前列中央すぐ右のリボンをつけているのが鹽澤裕仁准教授