ニュースリリース(2019年度以前)

国際日本学研究所主催 日韓連帯文学フォーラム「文化・文学でつながる、韓国と日本」11月29日(金)・30日(土)開催

  • 2019年11月08日
ニュースリリース(2019年度以前)

 法政大学国際日本学研究所(東京都千代田区)では、11月29日(金)・30日(土)に日韓連帯文学フォーラム「文化・文学でつながる、韓国と日本」を法政大学市ケ谷キャンパスにて開催します(参加費無料/事前申込要)。

 政治問題に端を発する日韓の国民感情の行き違いがこじれる現状をよそに、両国に共通する現代社会の女性や若者たちがおかれた状況を描く韓国の文学や映画が広く共感を集めています。またとりわけ若者たちの間では音楽やファッションを通じた韓国への関心も高まっていることも周知の通りです。そんな今だからこそ、現代はもちろん、時代をさかのぼって韓国の文芸や演劇・芸能の文化を知り、東アジア的な視点でつながりを確認しあう催しです。

【注目点】
・古代から現代まで、文芸を中心に演劇・芸能や絵画・挿絵、また喫茶文化など幅広い分野について韓国の文化を知り、日本とのつながりを考えること。
・日韓だけでなく、その基底をなす中国文明も視野に入れて東アジア的な視点で論じること。
・単なる学術的な研究発表・交流の場ではなく、音楽演奏や現代文学をめぐる対話を交えるなど、現代につなげ、広く市民に関心をもってもらえる場としようとしていること。
・実行委員会は、加藤敦子(都留文科大学)・小林ふみ子(法政大学)・染谷智幸(茨城キリスト教大学)・中沢けい(作家/法政大学)・韓京子(はん・きょんじゃ 青山学院大学)と大学を超えた問題意識の共有によって集まり、広く参加を呼びかけていること。
・日本の江戸時代文芸を対象とする最大の学会であり(会員約800名)、韓国にも10名ほどの会員を抱え、2011年にはソウルで大会を開催するなど、韓国と深いつながりをもつ日本近世文学会の後援を得ていること。

 

日時

2019年11月29日(金)【前夜祭】 開場18:00 18:30~20:00
2019年11月30日(土)【当日】    開場9:30   10:00~17:10 

会場

2019年11月29日(金) 法政大学市ケ谷キャンパス 富士見ゲート6階G602教室
2019年11月30日(土) 法政大学市ケ谷キャンパス 富士見ゲート2階G201教室

プログラム

【前夜祭】ごあいさつ   田中優子(法政大学総長) 
     座談 本企画の趣旨  〔実行委員会〕

【当日】
〈第1部〉10:00~ 
 ・基調講演「東アジアにおける日韓の文化・文学」
   小峯和明(立教大学・中国人民大学)
 ・「『三国遺事』における檀君神話」
   袴田光康(静岡大学)
 ・「韓日芸能のなかの翁と嫗―タルノリと白山郷土芸能の比較を通して」
   金蘭珠(きむ・なんじゅ 檀国大学校)
 ・「日韓を越えること―1764年作《蒹葭雅集図》の例から」
   鄭敬珍(じょん・きょんじん 東京福祉大学)
 ・「茶を詠んだ漢詩―韓国の喫茶文化」
   遠藤星希(法政大学)
 ・「江戸の戯作と京城の色摺り”タクチ”(=メンコ)草紙」
    崔泰和(ちぇ・てーふぁ 群山大学校)
 ・総合討論:東アジア古典文化のなかの日韓(50分)
   司会:染谷智幸(茨城キリスト教大学)

〈第2部〉15:00~ 楽器ソヘグム(小奚琴)演奏 河明樹(は・みょんす)

〈第3部〉16:10~ 対談:韓国の現代文学  中沢けい×きむ ふな(翻訳家)

参加

参加費無料/定員150人(前夜祭)・400人(当日)

申し込み

要 申込専用フォームからお申込みください https://www.event-u.jp/fm/10947

 

本件に関するお問合せ先

法政大学国際日本学研究所事務室  

TEL:03-3264-9682

E-mail:nihon@hosei.ac.jp