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サイエンスカフェ「パワーとエネルギー」三月営業
-パッシブソーラーシステムと小さな家-

2013年02月20日

客員店長 徳田英和設計事務所 徳田英和様

サイエンスカフェ「パワーとエネルギー」三月営業-パッシブソーラーシステムと小さな家-ポスター

サイエンスカフェ2013年3月営業のお知らせです。今回は客員店長として徳田英和設計事務所の徳田英和様をお迎えして、パッシブソーラーハウスのお話をお聞きします。

 これまで当カフェでも見てきたとおり、過去数十年、日本のエネルギー消費は大きく増加しました。その理由の一つとして、建物の中で使うエネルギーの増加が挙げられます。日本人のライフスタイルの変化は、一見便利さと快適さを達成したようにも見えますが、その代償として、大量のエネルギー消費が、建築物の内部で要求されるようになっているのです。エネルギーを考えるとき、エネルギーの消費構造をよく理解しようというのが当カフェの趣旨の一つですが、今回のお話は建築物全体でエネルギーを考える、非常に良いきっかけになってくれると考えています。

徳田様から寄せられたお話の内容をお伝えします。

家庭で使うエネルギーの半分以上は熱エネルギーが占めます。それも冬の室温は20℃程度、夏は外気温より5℃程度低ければ快適で、お風呂や台所で使うお湯の温度は40℃程度という低レベルな熱エネルギーです。この程度のエネルギーであれば建築を工夫して自然エネルギーを上手く取り込むことができればある程度まかなえるのではないかというのがパッシブソーラーシステムの考え方です。

 一方で、家は部屋数が多くて、天井が高く、大きな窓がたくさん付き、収納がたっぷりの大きな家がいい家でしょうか。大きな家はたくさんのエネルギーを必要とします。戦後の物資の少ない時代の小住宅には当時の建築家が設計した多くの名作小住宅がありますが、そんな小住宅を今また見ていると住まいに本当に必要なものはなにかを考えさせられます。必要なものさえあれば家は小さくていいのだ。小さくとも気持ちよい居場所があちこちにあり、ちょうどいい場所にちょうどいい大きさの窓があり、低めにおさえた天井は家と住まい手のあいだに親密な関係を生み居心地のよい空間を作ります。そしてパッシブソーラーシステムを導入した小さな家は太陽エネルギーの暖かさをより実感することができるのです。

そんな小さな家の実例をいくつか紹介したいと思います。

土曜日の午後、たとえば神楽坂で昼食をとられた後、お気軽に当カフェを覗いてみてください。

場所:法政大学市ケ谷キャンパス‐ボアソナード ・タワー9階サイエンスルーム
日時:2013年3月2日(土)午後2時より
お問い合わせ
    電話:03-3264-4142(自然科学センター)
メール:koike@hosei.ac.jp